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門徒のひろば

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「人を診る―死の容認までのサポート―」を読んで

「人を診る―死の容認までのサポート―」を読んで

2017.08.05

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人を診る
-死の容認までのサポート- を読んで

  1. 7月号の『同朋新聞』に掲載された梅沢先生とは、主人が亡くなる半年前に診て頂いた経緯があり、写真を拝見した時は懐かしさを覚えました。
    主人はガンを告知されてから2年経たないうちに亡くなりました。
    新聞に「ガンで死ぬか抗ガン剤で死ぬのか」と載っていましたが、根治が望めない患者さんに標準量の抗ガン剤を投与しても副作用が強く出てしまい完全にガンの治療ができない。逆に死を早めてしまう事を過去の経験からお話しされています。
    主人も、頑なに抗ガン剤(点滴)治療を嫌がって、千葉の病院では治療という治療ができずにいました。先生の考え方に賛同して診て頂いたのです。
    初回の時に先生は口数が少なく淡々とお話しする方だと印象を受けましたが、何回か診て頂くうちに懸命さが伝わってきて「元気が出る・安心できる・このまま死んでも悔いは無い」そう思わせてくれる先生でした。
    ですから診療所に通っている患者さん達は点滴を受けながらニコニコして、おにぎりやサンドウィッチを食し、自分の事(末期ガン)を「北海道から一人で通院し4・5年先生のお世話になっているよ」などと元気に話してくれました。
    とにかく皆さん明るく、それなりに前をしっかり見つめていると感じました。主人も、「早く元気になって、先生の所へ行くんだ」といつも言っていました。病気になった事を心から受け入れる事が出来たのではないでしょうか。
    病気になってからの2年間弱の主人と私は、お互いを尊重し最高の関係でした。これ以上の幸せは無いというくらいすばらしい時間を過ごす事が出来ました。 そのような時間を私に与えてくれた主人に感謝・感謝です。
    私も主人の死をしっかり受けとめ、今日一日の尊い命を大切に生きて行こうと思います。
    死を意識すると見えないものが見えて来る。その時、生きる意味(あるがまま・ありのままの自分を受け入れ、ああ、そうだったんだと納得する)を知る。
    梅沢先生は、医療を通して私たちにその意味を伝えて下さっている方だと感じています。

H・W記

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