2025.07.16
この鐘の制作者 香取雅彦 氏は、「人間国宝」に認定された鋳金工芸家です。 氏の著作『鋳師(いもじ)の春秋』に、 「この鐘は、平和祈願に燃えた一人の篤信家の熱意で生まれたといってよい。 金...
原子爆弾が広島・長崎に投下され、第二次世界大戦が終結し、八十年目の夏を迎えました。 私たちは、二度と戦争の惨禍を起こすまいと国際連合を設立し、日本国憲法で戦争を放棄しました。 理性と道...
2025.05.28
朝ドラ「あんぱん」を坊守と、今田美桜演じる暢(のぶ)の真っ直ぐな生き方に惹かれ、毎日欠かさず見ています。 ご承知のように暢の夫であるやなせたかし氏は、「それいけアンパンマン」の作者で、その主題歌「ア...
2025.03.10
標題の言葉は、今年の『法語カレンダー』表紙にある「宗教は 生死を貫く まこと一つの教え」についての随想を、真宗大谷派僧侶黒田浩明師が『今日のことば』で述べておられまが、その...
2024.12.31
「私は、いったい何のために生まれてきたのだろうか。」 百々海 真 先生のこの言葉が私に「仏法を聴聞せよ」と聞こえました。 これは、ご催促です。 先生は、報恩講の講題を「「オギャア」の...
2024.10.31
あるご門徒の言葉に、仰天しました。 「私、『念仏しなさい』と住職に言われ、救われました」。と明るい顔でその当時のことを私に話されたのです。 五年以上前になりますが、伴侶を亡くされ途方に暮れていた...
2024.09.09
命を食べて 命をつなぐ だから食前食後は 手を合わせて いただきます ごちそうさま 池田勇諦先生 食前のことば み光のもと われ今幸いに この浄き食をうく いただきます 食後...
2024.08.05
「浄土」は、死んでから往く世界と思っていました。それは「天国」だと言う人が最近は多いですが、それはキリスト教徒にとってのことです。日本では昔から「あの世」「草葉の陰」「冥土」と言っていました。しかし浄...
【西蓮寺向拝にて】2024.5.23 「親鸞教室」の会場に自家用車二台に分乗して赴きました。自宅から直行された方、ズーム参加された方もありました。 「親鸞教室」は、千葉県内真宗大谷派寺院二十二...
2024.05.16
これが、はっきりしていなかった。 池田勇諦先生のご法話(下の文)で、それが明確になり、それを確かめる仏教聴聞を今も続けている。 それまで私は、仏教を現(げん)世(ぜ)利(り)益(やく)(欲望の実現...
毎日報道されるパレスチナやウクライナなどの惨状に鈍感になった自分に呆(あき)れています。 80年前の日本もこれと同じ状況でした。これからも条件がそろえば戦争をする。だからこれは対岸の火事ではありませ...
2024.03.14
標題は、親鸞聖人が「真実の教 浄土真宗」とする「大無量寿経」を説く、お釈迦様のお容姿)です。「諸根悦予し姿色清浄にして光顔巍巍とまします。」と読みます。 「諸根」は、眼・耳・鼻・舌・身・意、つまり身...
2023.10.30
標題は、「実にこの世においては、およそ怨みに報いるに怨みを以てせば、ついに怨みの息むことがない。」に続く言葉です。『ブッダの真理のことば感興のことば』岩波文庫203ページ、「感興のことば(ウダ...
2023.09.11
三週間ほど前の盂蘭盆会で副住職がした法話が、全く思い出せない。どうしてだろう。と少し苛(いら)つきました。 「あなたは、いつも人の話を聞いていない。だからそれは認知症ではない」と、坊守に変な諭され方...
2023.08.02
「八日講十日講」 6月8日(木) 寺の近くにお住まいの19軒の方々の聞法会です。この日は8人の方が集まりました。年に二度1月と6月に実施しています。この地に寺が移転した17世紀初め?から続いて...
2023.05.17
お葬式・法事 ー仏教が伝わる場ー 先日の法事で、「葬式の意味が解らない。不必要だと思います」と、20代の男性が正直に言いました。周りの老人たちは、少し慌てて「とにかく大切」だと、取り繕っていまし...
3月30日(木)、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要を勤めて参りました。 昨年三月十日発行した寺報でこの法要をお知らせし、三つのことを実践しましょうと呼びかけました。 1 毎日、...
2023.03.04
標題は、南房総市平群にお住まいの小澤明義氏が詠んだ句です。それを私に伝えてくれたご門徒の川名喜昭氏は「季語がないから俳句と言えないかもしれないが」と仰いましたが、この句は私...
2023.01.01
聞法求道の一年が始まりました。仏法を聴聞し、確かな人生を歩みましょう。 寺族一同 宗教とは、生涯を託して悔ゆることのない、ただ一句の言葉との出会いである。 この言葉は、百々海 ...
2022.09.19
冠省 護持金を拝受いたしました。有り難いことです。 お変わりなくお過ごしのことと拝察しております。寺は、もうすぐお彼岸を迎えますので、参道の草刈り・墓地の掃除などは済ませました。しかし台風1...