南無阿弥陀仏の除夜の鐘12月31日23時45分~
南無阿弥陀仏の除夜の鐘12月31日23時45分~
2022.10.24
毎年有志のご門徒の方々が、たき火と豚汁でみな様をお迎えします。
鐘撞きは一人二打、お越しになった人数✕2だけ撞きます。
除夜の鐘は、私たちに具わった百八の煩悩を払う行事と言われます。
だから除夜の鐘では、梵鐘を百八回撞くのでしょう。
ところが「煩悩無尽誓願断(尽きることの無い煩悩を断ちます)」という言葉があります。これは菩薩が仏に成る修行の始に誓願する四項目の一つです。
煩悩の数は、百八どころでは無い。尽きることが無いと。
親鸞聖人も「無明煩悩われらがみにみちみて、欲もおおく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおおく、ひまなくして臨終の一念にいたるまでとどまらず、きえず、たえず」(『一念多念文意』)と、ご自身の有様を仰います。
今までの人生を振り返りこれからの人生考えるにつけ、この仰せに我が人生も無尽煩悩に迷い惑わされ続けであったし今後も同様でありましょう。
こう頷いた時、なんと親鸞聖人が歩まれた道を自分も歩んでいるのだという喜びが湧いてまいります。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏・・・・・・
「正覚の大音 響き十方に流る」(『嘆仏偈』)