秋彼岸会
秋彼岸会
2016.08.17
清浄光明ならびなし
遇斯光のゆえなれば
一切の業繋ものぞこりぬ
畢竟依を帰命せよ
(浄土和讃より)
お勤め 正信偈草四句目下 三淘念仏 和讃「弥陀成仏のこのかたは」次第6種 回向「願以此功徳」
法話 住職 「迷ってなんかいない。」
お彼岸のこころ
お彼岸の時期になると、普段遠いところに住んでいる人たちも故郷に戻り、お墓やお手次ぎのお寺にお参りする姿が多く見られます。お彼岸は一般的には、ご先祖の供養をする事と考えられていますが、本来、亡き人々に供物を捧げ、追善する行事ではありません。
「彼岸」とは、阿弥陀仏の浄土を指します。浄土は、私たちが還っていく世界であると同時に、迷いの世界である此岸に生きる私たちの在り方を照らし、「そのような生き方でいいのですか」と問いかけてくる世界です。
お彼岸は、浄土に還っていかれた亡き人を偲ぶと共に、あらためてそのような問いかけに耳をかたむけ、自分の生活を振り返る大切な時なのです。
東本願寺出版『お彼岸』より