親の責任と義務
親の責任と義務
2010.11.20
朝倉和利さん
先日、とある飲食店で、中学校の先生とご一緒しました。最後にふと先生が漏らした言葉が、頭に残っております。
「ある親が『人の人生はその人のものである。だから、親の人生、子供の人生、それぞれなのだから子供は子供の意思で決めればい。だから子供は子供の自由にさせているし、私は私の時間を自由に使って子供に縛られたくない。ご飯も勝手に食べさせている。』と言う親がいるけど、これは間違いではないのか。
親は、子供が立派に自覚や自立ができるまでは、人生の半分は子供のために使う責任と義務があるんじゃないかな。」と、話してくれました。
「う~ん」と納得させられました。
私は、お寺の行事も地域コミュニティの一部ではないかと考えております。南房総市や鋸南町、さらには県外の方々まで、多くの人間と触れ合い、話をし、同じ時間を過ごしているこの場の意義は、報恩講の本来以外の一面を有していると思います。実は、それも大事な一面ではないでしょうか?
報恩講感話の抜粋 寺報第68号より