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門徒のひろば

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そうだ! お寺に行こう

そうだ! お寺に行こう

2010.11.19

蓮沼 典子さん

私は、井野に住む蓮沼典子と申します。ちょうど十年前に主人の定年を機会に横浜から移り住んできました。
若い頃に奈良に一人旅したときに、のどが渇き小さなお寺でお水を所望したんですが、その時に温かい砂糖湯をいただきまして、執事さんと少しお話をさせていただく機会がありました。
その頃の私は若気の至りで、仏像は美術鑑賞の対象ぐらいにしか思っていませんでしたし、お寺も歴史とかいわれには興味がありましたが、何宗でどんな教えの寺だとかには興味はありませんでした。
でも、執事さんとお話しするうちに、いろいろ感じることもありました。その後文通させていただいたり、ご自身が一刀彫りなさった五重塔をいただいたりしました。その方はお亡くなりになりましたが、その五重塔は何回私が引っ越しをしても無くなることなく今も私の手元にあります。なにか尊いものをそこに感じています。
老年に入った65歳の時に、父母を失いました。父母の死はとってもショックで、あらためて自分の「生死(しょうじ)」というものに直面させられました。そしてその時はじめて、かつて執事さんからうかがった仏様のお話しに深くうなずくことができました。
その後、こちらに移り住み忙しく過ごしましたが、もっと正面から仏様のお話を聞けないものかとかねがね思っていましたが、こちらの寺のことを知人から教えられ、同朋の会に快く受け入れていただきました。その結果、今日で三回目の報恩講を迎えることができました。
その間、ほんとうにぼんやりしている私でも、ハッとさせられるような言葉とか、ほんとうにすばらしい言葉と出遇いました。今はそれが頼りで生きているようなものではないかと思うぐらいになっております。
かといってすごく熱心な信徒であるかというと情けないんですが、そういう体験をさせていただいています。
昔、JR東海のコマーシャルで「そうだ!京都に行こう。」というのがあってとても好きだったんですけれども、「そうだ!お寺に行こう。」という感じで、皆様一人ひとりが、何かあったときお寺の門をくぐって、お話をうかがったり出遇いがあったり、そういうことがたくさんあったらいいなあと最近思っています。

報恩講(2010.11.19)感話 寺報第74号より

 

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