お寺にお参りして
お寺にお参りして
2009.11.21
高崎 金木 賢三さん
私がまだ小学校二・三年のころ、母親に連れられて、自宅からお寺さんまで歩いていったことが何回かありました。
タクシーや自転車はまだ珍しい時代、岩井小学校市部の天神さまのわきを通っての田舎道でした。
お詣りしてどういうことがあったかは覚えていませんが・・・。
おとき(・・・)を頂いて、野中の道を帰るのも楽しいものでした。
中学へ通うころには、お寺さんに行くことは殆どなく、母親だけでお詣りしていたと思います。
両親が亡くなりました時、うちの墓地は、近所のお堂にあったので、葬式やお念仏の時は、
御前様に、我が家までご足労をおかけ致しました。
そして、お寺さんへ私共がうかがうのは、法要や聞法会などでお詣りする時でした。
そこで近隣の方々と少しずつ顔見知りとなり、ことばも交わすようになりました。
私の世間を見る眼が、少しずつひろくなってきたと言えましょうか。
これからもお会いする時に、少しずつ皆様とお話しする楽しさ、教わる嬉しさを多く持ちたいと思います。
また、お寺さんから頂きます「ひかりといのち」を読ませて頂いて、行事や遠近の状況に視野を広げたいと思います。
報恩講(2009.11.21) 寺報第64号より