子どもたちから元気をもらいませんか
子どもたちから元気をもらいませんか
2014.11.25
西山三保子さん
みな様こんにちは。私は西山三保子と申します。鴨川に住みまして20年になります。本日は勝善寺さんとのご縁を三分ほどお話しさせていただきます。
平 成14年に主人が前立腺ガンの末期状態だと宣告された時、「あ、お寺さんは?」と、私たちの頭をよぎりました。それから主人と二人でお寺を探して歩きまし た。色々尽くして探し当てましたのがこちらの勝善寺さんでした。お寺が決まった時、私は何かホッとしたことを思い出します。
その主人は平成18年に亡くなりました。そして、それから私の一人歩きがはじまりました。
同 朋の会という聞法会がありましたので、私は、それに入れていただきまして、「正信偈」の教えを受けておりました。ある時、「お茶を点て欲しい」というお話 しがそこで出ました。私一人ではとても無理ですので、同朋の会のお仲間にお手伝いをいただき、一年に一度お茶を点てることになりました。同朋の会のお仲間 には、ほんとうにいつも感謝いたしております。
平成24年の4月に「花まつり」が立ち上がりました。何かお手伝いができないかなと考え、簡 単なお茶の道具を持って参りまして準備をしておりましたところ、いきなり子どもたちがドッと入って参りました。そして畳にきちっと正座をしまして、身を乗 り出して目を輝やかせておりました。とっても感動的でした。私は、かえって子どもたちから元気をいただいたのです。それで、「ああ、この子どもたちに何か お手伝いができないかな」と思いました。
私にできることはお茶の体験をさせてあげること、それしかございません。いつまでできるかわかりませんが、続けていきたいと思っております。
み な様も、ぜひお出かけくださいませ。お気軽に。そして子どもたちから元気をもらいませんか。お御足の悪い方には椅子も用意いたします。どうぞどうぞお出か けくださいませ。お待ち申し上げております。4月はすぐに参ります。みな様お元気で。またお目にかかるのを楽しみにしております。
つたない話しをお聞きくださり、ありがとうございました。
報恩講2014.11.25 寺報第92号