まず念仏申しましょう。
まず念仏申しましょう。
2021.05.19
「ただ念仏して
弥陀にたすけられまいらすべし」(『歎異抄』)
法然上人のこの言葉から、親鸞聖人の浄土真宗の歩みが始まりました。
私たちも、まず念仏申しましょう。お内仏(お仏壇)の前でお墓の前でことあるごとに「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」と念仏申しましょう。
「「南無阿弥陀仏」という名号は仏の願いなのです。その願いを伝えるために名があります。名に触れなければ願いに触れることができません。名という形、言葉がなければ、願いに触れることができないのです。だから「はじめに名号あり」」なのだと、海先生はお話しくださいました。
念仏申すと、自分に都合良く状況が変わということではありませんよ。逆説的ですが、救われない自分が見えてくる。
それは、何故か?
その問いから真剣な仏法聴聞が始まります。そして、その歩みの中に、全人類を平等に救う仏の願いとの、出遇いがあります。
「寺報アーカイブス」の寺報「光といのち」第130号(2021年5月20日発行)に関連内容があります。