信心の溝を浚え
信心の溝を浚え
2015.11.24
「今月の言葉」、
さいさいに信心の溝を浚えて、弥陀の法水を流せ。
は、『御文』第2帖一通にある言葉です。『真宗聖典』(東本願寺出版部)777ページには、「細々に信心のみぞをさらえて、弥陀の法水をながせ」とあります。
当寺の報恩講は、11月の第三土曜日、本年は21日でした。この『御文』は報恩講の翌日に拝読されますが、二日後の月曜日にはお朝事に10人ほどのご門徒が集まりますのでその日に拝読し、「たびたび聞法して信心の溝を浚い、弥陀の法水は流しましょう」とお話ししました。
追伸 昨日(11月25日)、松戸市の恵光寺様の報恩講に出仕しさせていただき法話も聴聞させていただきました。その座談で、「細々」の意味を確認したいと思い話題にしたところ、「蓮如上人は「細」という文字を用いておられるのですから、そこには小さなゴミも残さずにとか汚れの無いという意味があるのでしょう」というお話しを聞けました。なるほどと思いました。